折れたロッド

ロッドブランクの修理

修理依頼品は13ft #8/9 3Pc スペイロッドのセカンドセクションの修理です、折れた場所はセクションの上側1/3と言ったところ。

*あくまで当工房の手法です。
折れた場所(ジョイントの近く等)、長いクラック、ブランクのテーパー、等によっては著しく難しくなることがあります、また場合によっては修理不可になることがあります、基本的にメーカー保証のある物についてはメーカーに依頼してください。

 

「あーあーやっちまったよ」額の横の方からタラーリと冷や汗が流れ落ちます。皆さん経験がありますよね?折れ方や折れた部位にもよりますが、さほど修理は難しくはありません。もちろん完璧な修理ではありませんし厳密に言えばアクションも変っているでしょう、ただ「実用上問題のないレベル」程度の補修になります、興味がおありでしたら続きをお読み下さい。

まず折れたところを確認してみます、欠落や縦に長いクラックがないことを確認してください。
無ければ折れたところから細い方(ティップ側)のガイド全て外します。終わったら折れたところの両側3-4センチほどペーパーを掛けます、主に接着効果を高めるための足付け作業です。向かって左側がバット側、右がティップ側です。後で理由を説明しますが、バット側のささくれはもう少しペーパーで削り落とします。

適当なブランクから折れた部位に丁度合うくらいのスリーブを切り出します、ようは「ギブス」ですね。ここが肝なのですが、ピッタリ合う太さのギプスでないと絶対に上手く行きません。切り出し作業は慎重に行ってください。最初は「やや太めか」ぐらいの所で切り出し、徐々に細く詰めていきます。もちろんテーパーが極端に違ったりすると上手く行かなかったりします。

今回はたまたま13ft #8/9番のジャンクブランクがありましたでそのブランクからスリーブを切り出しました、おおむね同じようなスペックのロッドからスリーブを作ると無理がないように思います。

 

ギプスをティップ側から入れてみます。
このときにバット側のささくれがあるとめくれてしまいますので、ささくれ部分は落としておきます。

こんな感じで、このままの状態で振り回しても何ともない位のギブスにします。動かしてカタカタという感じでガタがあると曲がって接着されてしまいます。ガタが無ければ次の行程にいきます。

 

先ほどのギプスの両端を薄くしておきます、厚いままだと使用しているウチにその外側に無理が掛ります。

 

さて接着ですが、このような厳しい場所の接着には定番のコニシEを使います。

結構たっぷりめですね、先ほどのギプスの内側もシンナー等で綺麗に拭いておきます。

 

はみ出したエポキシは拭き取っておきます。

 

スネークガイドの向こう側がギプスです、ブランクをくるりと回して、曲がりを確認してください。
真っ直ぐになっていたら、そのまま2-3日放置しておきます。

何日か放置して完全にエポキシが硬化したらスリーブ(ギプスの)両側を糸で巻いて補強しておきます、今回は丁度ガイドのすぐそばで折れてますので、ガイドも一緒に巻いてしまいます。

エポキシコートを掛けて完成です、2回塗りですが他の部分に合わせてかなり厚めでポッテリとなっています、このまま数日養生して使用可能となります。

概算修理費用ですが他社製ロッドの場合ブランク補修は5000円ほど、他に付帯作業としてガイドの取り外し1箇所に付き800円です。

当工房製ロッドの場合、保証期間であれば基本的に無料ですが時として部材費として1000円ほど掛ることがあります。保証期間終了後のロッドについては規定作業料金の半額でお引き受けいたします。

 

 

 


“折れたロッド” への 2 件のフィードバック

  1. koma より:

    こんちは!
    ちょうど治してもらおうかと、考えていたところでした。
    ガイドの位置がかなりずれちゃんですよね〜
    その際はよろしくお願いします!

    1. syo より:

      ども!
      折れてるわけじゃなくて、ガイドの位置ですか?
      いつでもいいですよ。お待ちしています、って今度はそうもいかないんだよね(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

画像添付出来ます (JPEG のみ)長辺600px上限