道東サーフ

今週もサーフアメに行ってきました。フライでは難しいと言われている道東サーフ、太平洋のピッチの長いうねりと高い波でフライで攻めるのは難しいと思われがちですが「いやいやこの程度ならゼンゼン問題ないべさー」と言って釣りまくっている集団がいます。冬から春にかけての日本海で海アメを追いかけている人たちです。グループの中には当工房のユーザーさんも多く、お願いしたところ「じゃあ御一緒に」と言うこととなりました。

詳しい解説は「続きを読む」で動画解説しています。解説というのもおこがましいのですが、何も知らずに荒波に向かうよりは良いと思いますのでサーフ初挑戦の場合は一度お読み下さい。

道東サーフを大きな湖と思って取りかかると痛い目にあいます、基本太平洋はフライではやはり攻めにくい海と思った方が無難です。そんななか釣るための必要最低限の必須項目を解説していきます。

キャスティング

動画はヒットシーンがありますが、その前後の人たちのキャスティングに注目です。
かなり腕の位置が高いことに注目してください。少しでもループを高い位置に射出して手前の波をクリアするためです、射出が低いと高い波の頭に突っ込んでいきます。理想はターンし終わったフライが波の向こうに落ちるのが宜しいかと、皆さん40yd前後を尖ったループで綺麗にターンオーバーさせていました。

ターンオーバー
もっとも重要な要素かもしれません。ターンが悪い場合最初のリトリーブからテンションが感じられず、ずーといわば「無駄引き」をさせられることになります。海の場合波がありますのでこのテンションを感じられるかどうか?がとても重要になります、テンションが無い場合はまったくと言って良いほど当たりが出ることがありません、逆に引き波にフライが入りテンションが強くなった場合はラインを止めているだけでも「ゴン」と当たっていくことがあります。このことはリトリーブについても言えますが、キャストでリトリーブの前半を台無しにしてしまうことが多多ありますので、ターンオーバーについては「キャストの最重要課題」と考えます、ある意味飛距離よりも大事かと。

リトリーブ

先ほどテンションについて書きましたが、普通に湖や川のような静かなリトリーブだと押し波がありますのでフライにテンションがかからず、フライも泳がないことになりかねません。動画のリトリーブを見て下さい、共通してロングリトリーブですね、これが全てではないようですが、波のなかで安定したテンションを与え続けるにはとても有効ではないかと思います。ラインバスケットもそれがやりやすいよう低い位置に固定されています。

フライ

このブログ↓を隅々まで見ていくと何点かでています、普通の#6番前後のウーリーなどでも結構釣れたりします。
組長の釣道楽日記

タックル

15ft #10番位が標準でしょうか?世の中スペイブームで割とオーバーヘッド(OH)のやりにくいロッドやラインが増えています、システムの選考にはご注意下さい。
ちなみにウチで予定しているロッドです


“道東サーフ” への 6 件のフィードバック

  1. さかなや より:

    やっと天候が安定したので 同じソルトですが試験的にやってみました
    本来は動画のメッキは2~5キロサイズなのですが  何故かちびっ子しかいませんでした   動画は一度浮かせてから撮影のため ボートの近くまで持ってきた時のものです
    ヒット直後はカヤックが引かれていってしまいます 大きな奴だとランディングにてこずりそうです  走られたら根ズレでフライラインもろとも持っていかれそう・・・   PS 十勝方面ですが 全く予定は立てておりませぬ  行き当たりばったりが楽しゅうごじゃります  

    1. syo より:

      またまた面白そうなことやってますね!
      十勝>良い頃だと思います、楽しまれてください!

  2. 組長 より:

    先日はお疲れ様でした。特に宴会が楽しかったですね(笑)
    syoさんが帰ったあとプチ入れ食いになったんですよ!来週は来れないと聞きましたが・・・待ってます♪

    1. syo より:

      イヤー皆さんのバイタリティには脱帽です!
      プチ入れ食い>おおーいいですね。
      遡上も少ないようなのでまだまだいけそうですね、行きたいのですが工房のほうも遅れ気味なので真面目に仕事しています。波高1Mとか表示されてたらさて我慢できるか・・・

  3. 南のサカナヤ より:

    こちら南国では ヒラスズキを狙う場合と全く同じです
    条件が悪い時には  シュート後 着水を待たずにリトリーブして 飛距離を落としてでもラインとフライのテンションを稼ぎます   「スカスカ リトリーブ」をしちゃったりすると  「なんで フライでやんの」と悲しくなっちゃったりします  

     こちら 大型台風   ウネリでソルトは全滅  川に行こうにも 温泉みたいな水温 トラウトを狙う気分にもなぁりませぬ  あと40日後  北への逃避行ざんす  ほほほっ     

    1. syo より:

      スカスカリトリーブ>ホントですね、どうかするとこれになっちゃいます、でも言い換えればテンションさえあれば何とかなるとも言えます。私の住むオホーツクではさほど難しくはない海のフライフィッシングですがやはり太平洋に出ると、一気に難易度が上がります、難しいから面白いのかとも思えます、どうです是非一度!

      秋の遠征>十勝でしょうか?

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