エポキシコート２回目、３回目

塗装面ペーパー掛け

さて、ビルドもいよいよ大詰めであります、今日はコート２回目と三回目をお送りします。画像は塗装前の下処理で前回掛けたウッドチェック部分にペーパー（＃400）を掛けて平滑にしてるところです。

糸の端や繊維にコートが掛かって飛び出した部分を切り落とします、良くヤスリで落とすと言う記事を見ますが、確かにコート面は綺麗になったように見えますが、その原因になった繊維などはそのまま残ってる事も多く、コートを掛けたら、また同じ場所に同じような突起が出来ることが多いのです、よってウチでは、２回目、3回目のコートの前に突起物は、デザインナイフで切り落としてます、ナイフの刃は新品でも＃2000の耐水ペーパーに油研ぎ用のオイルを垂らしながら研いで使ってます、糸くずは触っただけで綺麗に切れます。

コート面にブラシを掛けて、ゴミ落し。、小さな埃、糸くず一つでコート面に大ダメージが出ますので、突起の切り落としと、ブラシ掛けの行程は、「秘密のめがね」のお世話になります。これが悔しいくらいよく見えるんですね、現在+2.5・・・ここまでがコート前の下処理です、ドライヤーにセットして、コート剤を用意します。

ここからの行程はあまり薄め液を使いません、前回と同じ量を混ぜ合わせますが（主0.7+硬0.7+シンナー３滴）粘度が高いのでここでは、木べらでざっくり混ぜ合わせた後、ミキサーに掛けます。予備のドライモーターでユルユル回して２－３分待ちます。これで気泡が入ることは無くなります。

広い部分のコート

前回のコートはティップからでしたが、今回は、一番広い部分から始めます、あまり薄めてないので粘度が高いのですが、時間がたつとさらに粘度があがって、広い場所のコートは難しくなってきます、よって、バットラップや、ロッドネーム部分などの広い場所からやっつけて行きます。ドカドカという感じで一気に厚塗りします。

すぐそばに見えるのはスキー用アイロンの底です、別にスキー用でなくてもＯＫです、我が家でワタシに使用権があるのはこのアイロンだけなんで・・粘度が高いコート剤もこのようにして暖めながら塗ると、流動性が良くなり勝手に平らになりたがります（セルフレベリング）その際筆で水平方向にササッと２－３回コート剤を引っ張るように動かしてやります。薄く塗っていたり薄めたりしていると、ここの流動性が悪くデコボコになったりします。

広い部分は厚く一気塗りで！

その後はまたティップから順番にバット側に塗っていきます。コート剤の粘度が上がり過ぎと感じたら、残った大場所は次回に回します、粘度が上がったコート剤では上手く行きません。

3回目のコートはティップ側は省略することもあります、薄すぎた部分や、前回コートできなかった部分や手元側の厚くなっても影響のない部分のみ３回目のコートを施します、あまり厚すぎない程度にです。

次回は仕上げ行程ですね、竿はとっくの前に出来てるんですが、ＵＰがすっかり遅れてしまいました(汗”)ではまた