ネーム入れ、ガイドラッピング、飾り巻き

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ハンドル部が完成したらガイドを取り付けますが、その前に当工房の屋号をバットラップ部に入れます、隠し文字になるところです。本来のネームとは違う場所に入りますので、ついでにネーム入れの解説をガイドラッピングの前に少々。画像はピカピカツルツルの塗装をスポンジ研磨剤で曇らせて、よく言う「足付け」をしているところです

ロッドのネーム入れ


ツルツルの塗装面に何か別の塗料を塗るときは、うまく塗料が乗ってくれません、特に今回は水性のポスターカラーを使いますので、激しく塗料を弾いてしまいます、そこでロッドの塗料を荒らして曇りガラス状にしてからネームを入れます。紙ヤスリの600-800番程度でも良いのですがスポンジ系の研磨剤の方が遙かに使いやすいです、画像は「ミガキロン」のグレー(#600位?)です、軽くこすってると綺麗に曇りガラスのようになります、力を入れるとやや荒くなります。

ペンは細字のペンを使います、カリグラフペンを使ってますが細字なら何でも使えると思います、塗料はポスターカラーの白のみ使用しています、他に水性アクリル絵の具等も使ってみましたが「延び」が悪くペンでは使いにくいように思いました。まだ使えそうな塗料はあると思いますがくれぐれも「油性」は使わないように!
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フォントのクオリティはいまさらどうにもなりません(汗)

ガイドラッピング


前置きが長くなり過ぎ!さていよいよガイドを取り付けていきます。
パワーラッパーを使ってますので、両手が使える環境なので多少手順等に違いがあるかもしれません。
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飾り巻き


ウチでよく使ってる飾り巻きを紹介します、インレイといって途中から飾り糸を挟み込む単純なやり方ですが、比較的すっきりとした感じになります、またメインスレッドを切る必要がないと言うのが気に入ってます。
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こんな感じで二本挟み込みます、ヒゲは進行方向側に出しておきます、そのままメインスレッドと一緒(3本一緒)に2周巻きます。
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糸の順番はガイド側からメインスレッド、飾り糸、飾り糸。の順で来ますから、二周終わったところで、2本の飾り糸をメインスレッド下に潜り込ませ、ガイド側に出して切ります。メインスレッドが透ける場合はなるべくギリギリで切ります。
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こんな感じで良いのかな?クラッシックタイプのガイドはややラッピングの幅を大きき目にしてます。

  • 位置決め
  • ブランクにマーキングしたガイドライン(スパインの真裏)を真上にして。ガイドを真上からのぞき込み、上下対称をみます。
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    ずれているのが良く解ると思います。
    これでだいたいは合いますが、もう一度微調整で、正面からみてみます、この画像ではかえってわかりにくいですね。itigime2.jpg

    トップガイド、ジョイントの補強、バットラップ、本来のロッドネームの場所、フックキーパー、すべてラッピングし終わったら、いよいよコートですが・・今日はここまで。


    “ネーム入れ、ガイドラッピング、飾り巻き” への 1 件のフィードバック

    1. ピンバック: 北の毛針釣師-Blog

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